2017年7月3日月曜日

マンガニンについて~ウスイ金属豆知識

~第65回 ウスイ金属豆知識~
今回のウスイ金属豆知識は、マンガニンについてご紹介します。

マンガニンとは、電気抵抗線用の合金の商標の事を指し、成分比は、銅86%、マンガン12%、ニッケル2%から出来ています。

その抵抗率の温度係数は極めて小さいので、マンガニン・フォイルや導線は抵抗器、特に電流計用分流器に用いられています。

マンガニン線は、電気接続が必要な箇所の間での熱伝導を最小限に抑える事が可能であるので、低温の系における電導線として用いられたりもしています。

又、歪み感度が極めて低く、圧力感度が非常に高い特徴があり、高圧衝撃波の研究において計測の基準として用いられています。

マンガニンは長期にわたって安定していますので、その特徴を生かして、標準電気抵抗用の線として使用され広く普及しています。

ウスイ金属

0 件のコメント:

コメントを投稿