2016年7月25日月曜日

アルミニウムの特性「高い強度」~ウスイ金属豆知識~

前回のウスイ金属豆知識では、アルミニウムの特性のうち「軽さ」についてご紹介させていただきました。今回のウスイ金属豆知識では、アルミニウムのもう一つの特性「高い強度」についてご紹介させていただきます。

アルミニウムは、比強度といって単位重量当たりの強度が高く(つまり頑丈という事ですね)その為、輸送機器や建築物など様々な構造材料として広く使われています。

ただ、純アルミニウムの引張強さはあまり高くありませんが、純アルミニウムにマグネシウム・マンガン・銅・けい素・亜鉛など他の金属類を添加して合金にしたり、圧延といった加工や、熱処理などを施す事で、強度を高くする事が可能です。

最近ですと、アルミニウムにリチウムを加えた低密度・高剛性の優れた合金が開発され、航空機や大型構造物用の材料として注目が集まっています。

アルミニウムはとても優れた金属ですね。

ウスイ金属

2016年7月19日火曜日

アルミニウムの特性「軽さ」~ウスイ金属豆知識~

前回までのウスイ金属豆知識では、銅に関する情報を中心にご紹介していましたが、今回からはアルミに関する情報を中心にご紹介してみようと思います。

それでは今回のウスイ金属豆知識は、アルミニウムの特性の一つ「軽さ」についてご紹介させていただきます。

アルミニウム…2.7
鉄…7.8
銅…8.9

この数字はそれぞれの比重です。
鉄や銅に比べてアルミニウムの比重が約3分の1程度しかなく、とても軽い事がわかりますね。産業における性能向上を行う上で、軽量化はとても重要なポイントです。アルミニウムのこの軽さは軽量化を求める時代のニーズにマッチしているのです。

具体的には、自動車・鉄道の車両といった身近な乗り物から、航空機・船舶・コンテナと言った輸送分野でも多くのアルミニウムが使用されているのです。

また、各種機械の高速回転部分や、摺動部品の作動効率を高めたり、装置の大型化による重量増加を抑える目的などでもアルミニウムの軽さを生かして使用されています。

この様に、アルミニウムの特性である軽さは様々な効果をもたらしているのです。

ウスイ金属



2016年7月11日月曜日

人と環境に優しい金属「銅」~ウスイ金属豆知識~

人にも環境にも優しい金属、それは銅です。
今回のウスイ金属豆知識では、銅がどの様に人や環境に優しいのかウスイ金属がご紹介させていただきます。

給水・給湯用の配管には、ステンレス鋼管や樹脂管など様々な素材の配管が使用されていますが、銅管も給水・給湯用の配管として使用されています。銅管は、高い耐久性、リサイクル性の高さ、そして製造から施工まで地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量が少ないという点が特徴です。

その他にも、厚生労働省による調査研究の報告によると、殆どの樹脂管から環境ホルモンの疑いがある物質が溶出されているとありますが、銅管はこの様な環境ホルモンとは無縁の存在です。

この様に銅は、人にも地球環境にもとっても優しく、安心できる金属です。

ウスイ金属

2016年7月4日月曜日

リサイクル性に富む銅~ウスイ金属豆知識~

前回のウスイ金属豆知識で、銅を新たに採掘する事が難しいこと、銅の需要とリサイクルについてご紹介しましたね。今回ご紹介するウスイ金属豆知識は、有価金属として積極的に回収、資源化されている“リサイクル性に富んだ銅”です。銅とリサイクルについてもう少し掘り下げてご紹介してみますね。

使用済の銅または銅合金は、スクラップとしての価値が高く、積極的に回収されリサイクルされています。
例えば銅線や伸銅を製造しているメーカーなどでは、部品を加工し、その際に発生した銅クズは、ほぼ確実に原料として再利用にまわされています。また、使用済みの廃棄電線もほぼ確実にリサイクルされており、純良な銅は電線や伸銅メーカーで再利用され、メッキなどが施されている物は伸銅や鋳物メーカーといった所で再利用されています。

この様にリサイクル性に富んだ材料である銅は、有価金属として積極的に回収・資源化が行われています。様々な資源には限りがありますが、数ある金属の中でも銅はリサイクルという面で何歩もリードしている存在ですね。地球環境に優しい銅の需要はますます高まるでしょう。

ウスイ金属