2017年6月5日月曜日

洋白について~ウスイ金属豆知識

~第61回 ウスイ金属豆知識~
今回のウスイ金属豆知識は、  洋白についてご紹介します。

洋白とは、銅と亜鉛、ニッケルから構成される合金を指します。洋銀・ニッケルシルバー・ジャーマンシルバーなどと呼ばれる場合もあります。
銅を50から70%、ニッケルを5から30%、亜鉛を10から30%配合した銀白色の合金は、柔軟性、屈曲加工性、及び耐食性に富み、装身具や電気抵抗線、バネ材料、楽器(フルートの管体や機構部・金管楽器の抜き差し菅の内管・トロンボーンの伸縮部内管等)の材料として使用されています。洋白に銀メッキを施したカトラリーは、特に洋白銀器と呼ばれています。また、硬貨の材料としても用いられる場合もあります。日本における現行の五百円硬貨は、銅72%、亜鉛20%、ニッケル8%の合金で出来ていますが、貨幣の世界ではこの合金をニッケル黄銅と呼んでいます。造幣局もこの成分の材質の正式名称としています。貨幣で言う洋銀貨とは、ニッケル成分が更に少なく、この合金に銀や錫を混ぜた物が使用されていました。


ウスイ金属

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