2016年8月16日火曜日

人類とアルミニウムの歴史・前編~ウスイ金属豆知識~

今回ご紹介するウスイ金属豆知識は、「人類とアルミニウムの歴史・前編」です。
人類とアルミニウムの歴史はご紹介すると長くなりそうなので、前編・後編と分けてご紹介させていただこうと思います。

【人類とアルミニウムの歴史・前編】
  • 1782年 フランスの化学者アントワーヌ・ラヴォアジエがミョウバンの中に金属が含まれているという説を発表しました。
  • 1807年 イギリスの電気化学者ハンフリー・デービーが水素気流中で融解アルミナを電気分解する手法で金属アルミニウムの存在を確認。アルミアムと命名。
  • 1855年 フランスの化学者アンリ・サント・クレール・ドビーユが化学還元法によりアルミニウム製錬を開始。
  • 1886年
    • アメリカのチャールズ・マーティン・ホールが電解製錬法を発明。
    • フランスのポール・エルーがホールより数か月遅れて電解製錬法を発明。
    • 現在に至るまで使用されている電解製錬法(ホール・エルー法)が確立。
  • 1887年 オーストリアのカール・ヨーゼフ・バイヤーがボーキサイトから高純度のアルミナを効率的に製造するバイヤー法を発明。ホール・エルー法と合せて、現在のボーキサイトからアルミニウムまでの製造法が確立されるに至りました。
有史以前から人類の文明と密接な関係があった銅と比べると、アルミニウムは歴史の浅い金属の様に感じられますね。「人類とアルミニウムの歴史・後編」のウスイ金属豆知識では、1900年代以降のアルミニウムの歴史をご紹介する予定です。

ウスイ金属

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