2016年10月17日月曜日

アルミニウムの特性「低温への優れた耐性」~ウスイ金属豆知識~

前回のウスイ金属豆知識では、アルミニウムが優れた熱伝導率をもっているという事をご紹介しましたね。今回ご紹介するウスイ金属豆知識は、アルミニウムの「低温への優れた耐性」という特性です。

アルミニウムは熱を良く伝えるだけでなく、低温に対する優れた耐性を持っているので、マイナス196度の液体窒素や、マイナス183度の液体酸素、マイナス162度のLNGなどを入れるタンクとしても使用されているのです。その為、大きな丸いタンクがいくつも乗っているLNGタンカーなどのタンクはアルミニウムで作られています。

一般的な金属では液体窒素や液体酸素などの極低温下に耐えられず、パキっと割れてしまいますがアルミニウムは低温に強く、むしろ低温下にさらされると更に強度が増すので脆性破壊の心配がないという事ですね。アルミニウムのこの特性は上記の様な分野だけでなく、宇宙開発現場やバイオテクノロジーなど様々な分野でも注目を集めています。

アルミニウムのこうした特性を有効活用する事によって技術開発が更に加速している分野も数多くあるでしょうね。アルミニウムが持つ特性はどれも素晴らしい物ばかりです。

ウスイ金属

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