これまでのウスイ金属豆知識で様々なアルミニウムの特性をご紹介しましたが、アルミニウムの特性はまだまだあります。今回ご紹介するウスイ金属豆知識は、アルミニウムの「優れた反射性」です。
よく磨かれたアルミニウムには、赤外線や紫外線といった光線、ラジオやレーダーから発せられる電磁波、各種熱線などを反射する特性があります。この特性はアルミニウムの純度が高ければ高いほど優れ、99.8パーセント以上の純度のアルミニウムであれば放射エネルギーの90パーセント以上を反射する事が可能です。
アルミニウムのこうした優れた反射性は様々な場面で活用されており。
暖房器具の反射板、照明器具といった私たちの生活を支える日常的な器具から、宇宙服や鏡面加工を施し更に反射性を高めたアルミニウムをポリゴンミラーや光エレクトロニクス製品への活用など最先端の技術にも活用されています。
アルミニウムの特性は知れば知る程、驚かされますね。
ウスイ金属
2016年10月24日月曜日
2016年10月17日月曜日
アルミニウムの特性「低温への優れた耐性」~ウスイ金属豆知識~
前回のウスイ金属豆知識では、アルミニウムが優れた熱伝導率をもっているという事をご紹介しましたね。今回ご紹介するウスイ金属豆知識は、アルミニウムの「低温への優れた耐性」という特性です。
アルミニウムは熱を良く伝えるだけでなく、低温に対する優れた耐性を持っているので、マイナス196度の液体窒素や、マイナス183度の液体酸素、マイナス162度のLNGなどを入れるタンクとしても使用されているのです。その為、大きな丸いタンクがいくつも乗っているLNGタンカーなどのタンクはアルミニウムで作られています。
一般的な金属では液体窒素や液体酸素などの極低温下に耐えられず、パキっと割れてしまいますがアルミニウムは低温に強く、むしろ低温下にさらされると更に強度が増すので脆性破壊の心配がないという事ですね。アルミニウムのこの特性は上記の様な分野だけでなく、宇宙開発現場やバイオテクノロジーなど様々な分野でも注目を集めています。
アルミニウムのこうした特性を有効活用する事によって技術開発が更に加速している分野も数多くあるでしょうね。アルミニウムが持つ特性はどれも素晴らしい物ばかりです。
ウスイ金属
アルミニウムは熱を良く伝えるだけでなく、低温に対する優れた耐性を持っているので、マイナス196度の液体窒素や、マイナス183度の液体酸素、マイナス162度のLNGなどを入れるタンクとしても使用されているのです。その為、大きな丸いタンクがいくつも乗っているLNGタンカーなどのタンクはアルミニウムで作られています。
一般的な金属では液体窒素や液体酸素などの極低温下に耐えられず、パキっと割れてしまいますがアルミニウムは低温に強く、むしろ低温下にさらされると更に強度が増すので脆性破壊の心配がないという事ですね。アルミニウムのこの特性は上記の様な分野だけでなく、宇宙開発現場やバイオテクノロジーなど様々な分野でも注目を集めています。
アルミニウムのこうした特性を有効活用する事によって技術開発が更に加速している分野も数多くあるでしょうね。アルミニウムが持つ特性はどれも素晴らしい物ばかりです。
ウスイ金属
2016年10月11日火曜日
アルミニウムの特性「優れた熱伝導率」~ウスイ金属豆知識~
今回ご紹介するウスイ金属豆知識は、アルミニウムの特性の中から「優れた熱伝導率」です。以前のウスイ金属豆知識で銅の熱伝導率についてもご紹介しましたね。銅とアルミニウムは金属の中でも優れた熱伝導率を持っているのです。
鉄とアルミニウムの熱伝導率を比較すると、アルミニウムは鉄の約3倍の熱伝導率=熱を伝えやすいという特性を持っています。また、熱を伝えやすいという特性と同時に、急速に冷えるという特性も持ち合わせています。この双方の特性を活かしアルミニウムはエアコンなどの冷暖房の装置や、車などのエンジン部分といった各種熱交換器に使用されています。身近なものですと缶飲料のアルミ缶もこの特性を活かしたものです。
また、最近では様々な機器の軽量化、コンパクト化が進んでいますが、この様に高密度化が進んだ機器でシステムの過熱を防ぐ為の放熱フィンや、ヒートシンクとしてもアルミニウムが活用されています。
アルミニウムの優れた熱伝導率を活かした産業分野は上記以外にも沢山あり、新分野でも活用されています!
ウスイ金属
鉄とアルミニウムの熱伝導率を比較すると、アルミニウムは鉄の約3倍の熱伝導率=熱を伝えやすいという特性を持っています。また、熱を伝えやすいという特性と同時に、急速に冷えるという特性も持ち合わせています。この双方の特性を活かしアルミニウムはエアコンなどの冷暖房の装置や、車などのエンジン部分といった各種熱交換器に使用されています。身近なものですと缶飲料のアルミ缶もこの特性を活かしたものです。
また、最近では様々な機器の軽量化、コンパクト化が進んでいますが、この様に高密度化が進んだ機器でシステムの過熱を防ぐ為の放熱フィンや、ヒートシンクとしてもアルミニウムが活用されています。
アルミニウムの優れた熱伝導率を活かした産業分野は上記以外にも沢山あり、新分野でも活用されています!
ウスイ金属
2016年10月3日月曜日
アルミニウムの特性「非磁性体」~ウスイ金属豆知識~
今回ご紹介するウスイ金属豆知識、アルミニウムの特性は「非磁性体」です。
非磁性体とはつまり、磁気を帯びないという事です。
その為、磁場に影響されず、これまでのウスイ金属豆知識でご紹介したアルミニウムが持つその他の特性(軽い・優れた耐食性・高い加工性)とあわせて様々な製品で活用されています。
アルミニウムが持つ非磁性体の特性を生かした主な製品は、計測機器・電子医療機器など磁場の影響を受けずに精密な測定が求められる機器やパラボラアンテナ、リニアモーターカーなど様々な製品に用いられており、その用途は広がるばかりです。
また、アルミニウムの非磁性体の特性はゴミの分別でも活かされています。
缶飲料の容器は、スチール缶とアルミ缶の2種類が存在しますね。ゴミを収集した際、この2つは分別されていない事がほとんどです。その為、ゴミ収集施設などではスチール缶とアルミ缶の分別に磁石を利用しています。スチール缶は磁石にくっつきますが、アルミ缶は反応しません。ベルトコンベアに未分別の空き缶を流し、磁石で分別するのです。とっても効率的ですね。
アルミニウムの多彩な特性には驚かされるばかりですね。
ウスイ金属
非磁性体とはつまり、磁気を帯びないという事です。
その為、磁場に影響されず、これまでのウスイ金属豆知識でご紹介したアルミニウムが持つその他の特性(軽い・優れた耐食性・高い加工性)とあわせて様々な製品で活用されています。
アルミニウムが持つ非磁性体の特性を生かした主な製品は、計測機器・電子医療機器など磁場の影響を受けずに精密な測定が求められる機器やパラボラアンテナ、リニアモーターカーなど様々な製品に用いられており、その用途は広がるばかりです。
また、アルミニウムの非磁性体の特性はゴミの分別でも活かされています。
缶飲料の容器は、スチール缶とアルミ缶の2種類が存在しますね。ゴミを収集した際、この2つは分別されていない事がほとんどです。その為、ゴミ収集施設などではスチール缶とアルミ缶の分別に磁石を利用しています。スチール缶は磁石にくっつきますが、アルミ缶は反応しません。ベルトコンベアに未分別の空き缶を流し、磁石で分別するのです。とっても効率的ですね。
アルミニウムの多彩な特性には驚かされるばかりですね。
ウスイ金属
登録:
投稿 (Atom)