2016年9月5日月曜日

銅からアルミに、軽量化するラジエーター~ウスイ金属豆知識~

今回ご紹介するウスイ金属豆知識は、「銅からアルミに、軽量化するラジエーター」です。

ラジエーターとは冷却器の事で、エアコンの室内・室外機、自動車やトラックなどに搭載されています。以前までのラジエーターは銅や黄銅を使用したものが主流でしたが、最近では主に自動車の分野でアルミ製のラジエーターが主流となっています。これは自動車の軽量化によるもので、銅はアルミの約3倍の重さがあるので、ラジエーターを銅からアルミに変えるだけでかなりの軽量化になります。

こうした移り変わりは、生産だけでなくウスイ金属の様な非鉄金属リサイクルの業界にも影響しています。

従来のラジエーターは、主に銅を使用していたので銅スクラップの一品種という扱いでJIS(日本工業標準調査会)にも記載されていましたが、アルミのラジエーターが普及している現在は、銅スクラップ部門から削除され、アルミ部門に「アルミ及びアルミ銅ラジエーター」としてJISに記載されています。銅の資源としてリサイクルしていたラジエーターが、アルミの資源として取り扱われるようになったという事ですね。


ウスイ金属

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