今回のウスイ金属豆知識は、 青銅についてご紹介します。
一般的な青銅はくすんだ青緑色であるが、本来は光沢のある金属になります。
添加物の量により、黄金色であったりします。加える錫の量が少なければ10円硬貨のような純銅に近い赤銅色になり、多くなると徐々に黄色味を増して黄金色となります。
ある一定量以上加えた際は、白銀色となります。
それ故、古代の銅鏡は錫の添加量の多い白銀色の青銅を素材としていたようです。
錫の添加量が多い程硬くなる性質をもっていますので、武器に使用されていましたが、硬いがもろいので、時代の流れで、銅色の青銅で鋳造後、水銀で磨いた後、アマルガムを生成させ、鏡面とする方法が主体となっていったようです。
青銅は酸化しますので、年月が経つにつれてくすんだ青緑色となってしまいます。
私達が、歴史の教科書でみた青銅器がくすんだ青緑色をしているのは、長い年月が経った証拠でもあります。その時代の最高技術で作られた先人からの宝物でもあります。
ウスイ金属
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