身近なアルミニウムといえば、アルミ缶ですね。
アルミ缶と言えば回収されリサイクルされている事は皆さんもご存じかと思います。
何故アルミ缶の回収・リサイクルが盛んに行なわれているのでしょうか?その理由はアルミニウムの特性に関係しています。
アルミニウムには他の金属と比較して、腐食しにくい、融点が低いといった特性があり、この特性により使用後のアルミ製品を溶かし再利用する事が容易となっています。さらに、アルミニウムの場合再生地金を作成するのに必要なエネルギーが、新たに地金を作る場合と比較して、なんと僅か3%で済むのです。少ないエネルギーで容易に再利用する事が可能というわけです。肝心なリサイクル後の品質も、新地金と大差ない物が出来るので、とても経済的です。
こうした理由から、アルミ缶の空き缶回収が盛んに行なわれているのですね。
これまでのウスイ金属豆知識でご紹介したアルミニウムの様々な特性などをみても、今後ますますアルミニウムの需要は増える一方でしょう。そうした中、アルミニウムのリサイクル率の高さ、容易さは素材としての安定的な供給という面で安心出来ますね。
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