2017年6月19日月曜日

白銅について~ウスイ金属豆知識

~第63回 ウスイ金属豆知識~
今回のウスイ金属豆知識は、白銅についてご紹介します。

白銅とは、銅を主体として、ニッケルを10%から30%含む合金の事を指します。
ニッケルの含有比率には若干のばらつきがありますが、含有量の多いものは、銀に似た白い輝きを放ちますので、銀の代用品として貨幣などに使われています。
例えば、昭和30年代頃は銀貨だった100円硬貨は、その後の銀価格高騰の影響を受けて白銅製に切り替えられて、現在に至ります。
日本の100円硬貨・50円硬貨・旧500円硬貨は 銅75%、ニッケル25% の白銅である(現行500円硬貨は銅・亜鉛・ニッケルの合金であるニッケル黄銅製)。
また、海水に対する耐食性が非常に高いので、海水淡水化の設備や船舶関連の部品に多く使用されています。現在ではピストルの薬莢にも使われています。

ウスイ金属

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